※お酒は20歳になってから
SUZU KIRISHIMA(スズキリシマ)は、霧島酒造株式会社が2021年9月24日に発売した本格芋焼酎です。新品種のさつまいも「スズコガネ」を使用し、軽快な口当たりと深みのあるうまみを両立させた「エアリアルテイスト」を実現しました。宮崎エリア先行販売として限定的に販売されている商品です。本記事では、SUZU KIRISHIMAの特徴、製造方法、購入方法、飲み方について詳しく解説いたします。

SUZU KIRISHIMA芋焼酎の基本情報と特徴

SUZU KIRISHIMAの製品概要、エアリアルテイストの特徴、宮崎限定販売について詳しく解説します。
製品概要とスペック詳細
SUZU KIRISHIMAは、宮崎エリア先行販売の限定芋焼酎として、アルコール度数20度で提供されています。容量は900mlと1800ml紙パックの2種類があり、希望小売価格は900mlが税抜876円、1800mlが税抜1,606円です。
原料には、農研機構九州沖縄農業研究センターと霧島酒造の共同開発により誕生した新品種のさつまいも「スズコガネ」を使用しています。スズコガネは華やかな香りと芋焼酎らしい”あまみ”と”うまみ”を生み出します。さらに、フルーティーな香りをもたらす「エアリアル酵母」と、味に奥行きを与える「ふわり玄米」を使用しています。
製品の特徴として、洋梨のような香りと軽快な口当たりがあります。霧島酒造では、この商品を「芋焼酎を試してみたい方や”軽い味わい”がお好きな方におすすめ」としており、「洋食や軽食、ホームパーティーなどのシーンにおいても、食卓を華やかに彩ります」と説明しています。
エアリアルテイストの特徴
SUZU KIRISHIMAの代名詞である「エアリアルテイスト」は、「軽快な口当たりと深みのあるうまみ」を共存させた味わいです。霧島酒造によると、さわやか、かろやか、華やか、フルーティー、深みのあるうまみという5つの要素が複雑に絡み合うことで実現されています。
この味わいは、本来両立することが難しい「軽快な口当たりと深みのあるうまみ」が共存した「エアリアルテイスト」を実現したと霧島酒造が説明しています。従来の芋焼酎とは異なる香味プロファイルを持ち、洋梨を思わせるフルーティーな香りが特徴です。
製品紹介では「芋焼酎なのか?」と疑うほどの瑞々しい果実感があるとされており、「芋焼酎苦手な人も絶対飲める」という声があがっているとの記載もあります。
宮崎限定販売の詳細
SUZU KIRISHIMAは宮崎エリア先行販売として展開されており、霧島酒造は「まずは地元の方に味わってもらいたい」という想いを込めて発売しました。宮崎県は本格焼酎の出荷量が4年連続日本一であり、霧島酒造は出荷量ダントツの製造元です。
販売状況について、一部の販売店では「霧島酒造の新商品『SUZUKIRISHIMA』はご好評につき、メーカー休売中です」との表示が見られます。また、「できるだけ多くの方に楽しんで頂きたく、ご注文本数は『6本以内』でお願いします」との制限が設けられている店舗もあります。
現在は宮崎県内の酒販店での購入が可能で、オンライン通販でも宮崎県内の酒販店が全国配送に対応しています。ただし、限定販売のため県外での入手は困難な状況です。
製造技術と原料開発
SUZU KIRISHIMAの品質を支える製造技術、原料開発の経緯、霧島酒造の技術について詳しく解説します。
共同開発による原料開発の経緯
SUZU KIRISHIMAの原料となるさつまいも「スズコガネ」は、農研機構九州沖縄農業研究センターと霧島酒造の共同開発により誕生した新品種です。この開発には、さつまいもの開発期間から含めると9年もの歳月が費やされました。
霧島酒造は「これまでにない焼酎をつくりたい」という想いで、2016年より焼酎の酒質を大きく左右する原料のさつまいも開発に着手しました。従来の芋焼酎用さつまいもでは実現できない特性を持つ品種の開発を目指し、国立研究機関である農研機構との連携により品種改良が行われました。
スズコガネは、華やかな香りと芋焼酎らしい”あまみ”と”うまみ”を生み出す特性を持ちます。農研機構との共同開発により、科学的根拠に基づいた品種開発が実現されています。
独自の製造技術とプロセス
SUZU KIRISHIMAの製造には、霧島酒造独自の「エアリアル酵母」が使用されています。この酵母は、フルーティーな香りをもたらす特性があります。また、「ふわり玄米」という霧島酒造独自呼称の製法も使用されています。
「ふわり玄米」は、玄米を最適に精白した米を使用して麹を造る技術です。糠層に含まれる成分により複雑で深みのある香りを生み出すとされています。この技術により、軽快な口当たりと深みのあるうまみの両立が図られています。
製造には、霧島連山の清冽な地下水「霧島裂罅水」を使用しています。霧島酒造は、この商品を「霧島酒造の本格焼酎造りにおける次世代へのチャレンジとして生まれた」と位置づけています。
品質管理と製造体制
霧島酒造では、SUZU KIRISHIMAの品質管理において一貫した管理体制を敷いています。原料となるスズコガネの栽培から、醸造、熟成、瓶詰めまでの全工程において品質管理が実施されています。
SUZU KIRISHIMAは、霧島酒造の本格焼酎造りにおける次世代へのチャレンジとして開発されました。霧島酒造の100年を超える歴史の中で培ってきた技術と経験を礎として製造されています。
製造技術により、従来の芋焼酎にあった臭みや雑味が排除され、クリーンな味わいが実現されています。アルコール度数20度という設定により、飲みやすさも追求されています。
飲み方とペアリング

SUZU KIRISHIMAの飲み方、料理との組み合わせ、購入方法について詳しく解説します。
基本的な飲み方とアレンジ
SUZU KIRISHIMAは炭酸水で割ることで、軽快な口当たりがさらに際立ち、より爽やかさを感じられると霧島酒造が説明しています。炭酸割りは、この焼酎の代表的な飲み方の一つです。
アレンジとして「焼酎サングリア」も提案されています。作り方は、レモンを輪切りし、清潔なボトルに切ったバナナ、リンゴ、レモン、ミントを入れ、SUZU KIRISHIMAを注ぎ、冷蔵庫で半日寝かせます。半日寝かせたら漬け込んだ果物をボトルから取り出して完成です。
ロックや水割りでも楽しめますが、温度帯を変えることで違った表情を見せます。お湯割りにすることで、甘くてふくよかな香りが引き立つとされています。アルコール度数が20度のため、様々な飲み方で楽しむことができます。
料理とのペアリング
SUZU KIRISHIMAは、アヒージョやアサリのバター焼き、クリームソースやオイル系のパスタなど、洋風な味付けの料理と相性抜群と霧島酒造が説明しています。従来の芋焼酎では一般的でなかった洋食とのマリアージュが可能です。
スモークサーモンやクリームチーズをのせたカナッペやピンチョスでホームパーティーにも適しています。SUZU KIRISHIMAの軽快な口当たりがベストマッチし、輝くラベルが華やかさを添えるとされています。
また、チキン南蛮など宮崎の郷土料理にも相性が良く、「料理のおいしさや味わいをより一層引き立てます」と霧島酒造が説明しています。和洋問わず幅広い料理との組み合わせが可能です。
購入方法と商品展開
SUZU KIRISHIMAは宮崎エリア先行販売のため、現在は宮崎県内の酒販店で購入可能です。オンライン通販では「宮崎の焼酎屋〜さいとう酒店」などの宮崎県内の酒販店が販売しており、全国配送に対応しています。
商品は900mlと1800ml紙パックの2種類があり、希望小売価格は900mlが税抜876円、1800mlが税抜1,606円です。一部の販売店では購入本数制限が設けられており、「ご注文本数は『6本以内』でお願いします」との表示があります。
SUZU KIRISHIMAは、シャンパンゴールドの色づかいが洋食や軽食の引き立て役として食卓を彩ります。ラベルには、霧島酒造のシンボルである霧島山と、原料芋の「スズコガネ」や商品名に使われている「鈴」があしらわれています。日本古来より幸せを呼ぶとされる「鈴」の柄の中には霧島酒造の焼酎を造るうえで大切な自然(桜、雲、霧島裂罅水)を、伝統文様をモチーフにデザインされています。

SUZUKIRISHIMA 鈴霧島 20度 900ml 宮崎県 霧島酒造 本格焼酎 芋焼酎

SUZUKIRISHIMA 鈴霧島 20度 1800ml 紙パック 宮崎県 霧島酒造
まとめ
SUZU KIRISHIMA芋焼酎は、農研機構との共同開発による新品種「スズコガネ」と、霧島酒造独自の「エアリアル酵母」「ふわり玄米」技術により製造されています。軽快な口当たりと深みのあるうまみを両立させた「エアリアルテイスト」が特徴で、洋梨のような香りと20度という飲みやすいアルコール度数を持ちます。宮崎エリア先行販売として限定的に展開されており、炭酸割りや焼酎サングリアなど多彩な飲み方が提案されています。洋食との相性も良く、従来の芋焼酎とは異なる新しい楽しみ方を提供する商品です。
よくある質問(Q&A)
Q1: SUZU KIRISHIMAはどこで購入できますか?
A1: 宮崎エリア先行販売のため、現在は宮崎県内の酒販店で購入可能です。オンライン通販では「宮崎の焼酎屋〜さいとう酒店」などが全国配送対応しています。一部店舗では購入本数制限があります。
Q2: アルコール度数と価格を教えてください
A2: アルコール度数は20度です。希望小売価格は900mlが税抜876円、1800ml紙パックが税抜1,606円です。
Q3: どのような特徴がありますか?
A3: 新品種のさつまいも「スズコガネ」を使用し、「エアリアルテイスト」と呼ばれる軽快な口当たりと深みのあるうまみを両立させた味わいが特徴です。洋梨のような香りがあります。
Q4: おすすめの飲み方はありますか?
A4: 炭酸割りがおすすめされています。また、果物を漬け込んだ「焼酎サングリア」というアレンジも提案されています。ロック、水割り、お湯割りでも楽しめます。
Q5: どのような料理と合いますか?
A5: アヒージョやクリームソースのパスタなど洋風料理との相性が良いとされています。スモークサーモンのカナッペやチキン南蛮などの宮崎郷土料理とも相性が良いです。
参考文献・情報ソース: