※お酒は20歳になってから
2025年4月15日、アサヒビールがスタンダードビールとして7年ぶりの新ブランド『アサヒ ザ・ビタリスト』を発売しました。ビールの原点である「苦味」に徹底的にこだわった、アサヒの新たな挑戦です。
THE BITTER-IST(ザ・ビタリスト)とは?基本情報とコンセプト

アサヒ ザ ビタリスト 350ml×24本(1ケース) ビール 国産 日本【送料無料※一部地域は除く】
商品の基本スペック
「アサヒ ザ・ビタリスト」は、爽快な苦みとスッキリとした後味が特長のビールとして開発されました。
商品詳細
- 商品名: アサヒ ザ・ビタリスト(THE BITTER-IST)
- 発売日: 2025年4月15日
- アルコール度数: 6%
- 原材料: 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ
- 容量: 350ml缶・500ml缶
- メーカー: アサヒビール株式会社
商品名に込められた想い
商品名である「BITTER-IST(ビタリスト)」は “苦みを愛する大人”という敬愛の念を込めています。年を重ねながらビールの苦味に魅力を感じるようになった30~50代のビール飲用者をターゲットとした商品です。
開発の背景:なぜ「苦味」にこだわったのか
ビール市場の現状と課題
現在のビール市場では、飲みやすさやライトな味わいが重視される傾向にあります。しかし、アサヒビールはあえてその逆を行き、ビールの本質である「苦味」を追求する道を選びました。
アサヒビールの開発戦略
アサヒビールがたどり着いたひとつの答えは、もう一度、「うまさ」の原点を磨き直すこと。追求したのは、ビールが持つ苦味。これは、クラフトビール人気の高まりとIPA市場の拡大を受けた戦略的な判断でもあります。
使用されているホップと製法の特徴
特別なホップの選定
ホップに爽やかな香りと苦みが特長の「タラス」と「ヘルスブルッカー」を一部使用することで、独特の苦味を実現しています。
酵母への こだわり
「スーパードライ」でも使用しているキレを生み出す「318号酵母」により”もう一口飲みたくなる味わい”を実現しました。これにより、苦味がありながらも後味のキレの良さを保っています。
実際の味わいレビュー:香り・味・後味を詳細分析
香りの特徴
ほのかに柑橘系の香りを感じます。華やかな香りでいいですね。グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系の香りが特徴的で、開封した瞬間から爽やかな印象を受けます。
味わいの印象
口に含むと、柑橘系の皮の渋みのような苦味を感じます。その苦味は、飲み込んだあともじわりじわりと口の中で強くなっていき、しっかり苦いビールという印象。
味わいの特徴
- 初回インパクト:柑橘系ホップの爽やかな香り
- 口当たり:滑らかで飲みやすい
- 苦味:じわじわと広がる持続的な苦味
- 後味:スッと消えるスッキリとした後味
従来のIPAとの違い
IPAとかそういう苦味でもない気がするんですよね。じわじわ感じる苦味が、IPAのそれとは違う気がします。不思議な苦味のビールです。一般的なIPAのガツンとくる苦味とは異なり、後から じわじわと感じる独特の苦味が特徴です。
どんな人におすすめ?ターゲット層を分析
最適な飲み手
- ビール通の大人: 通常のビールでは物足りなくなった方
- クラフトビール愛好家: IPAが好きだが、もう少しマイルドなものを求める方
- 苦味重視の飲み手: 苦いものを好む嗜好を持つ方
- 新しいビール体験を求める人: 既存の大手ビールからの変化を求める方
避けた方が良い人
- ビール初心者
- 軽い飲み口を好む方
- 苦味が苦手な方
フードペアリング:料理との相性
相性の良い料理
肉料理
- ステーキやハンバーグなど脂っこい料理
- グリルチキンやBBQ料理
- 焼き鳥(特にタレ)
チーズ類
- ブルーチーズやカマンベールなど濃厚なチーズ
- ゴーダチーズやチェダーチーズ
その他
- ビターチョコレート
- ナッツ類
- スパイシーな料理
苦味が強いからこそ、味の濃い料理や脂分の多い食品と好相性です。
購入方法と価格情報

アサヒ ザ ビタリスト 350ml×24本(1ケース) ビール 国産 日本【送料無料※一部地域は除く】
販売店舗
- 全国のコンビニエンスストア
- スーパーマーケット
- Amazonや楽天などのECサイト
- 酒販店
価格の目安
- 350ml缶:約250円前後
- 500ml缶:約330円前後
※店舗により価格は変動します
他社製品との比較:市場でのポジション
苦味レベルの比較
アサヒ一番搾り
- 苦味の強さ:マイルド
- 特徴:飲みやすさ重視、万人受けする味わい
アサヒスーパードライ
- 苦味の強さ:標準レベル
- 特徴:キレと爽快感、のど越しの良さ
THE BITTER-IST(ザ・ビタリスト)
- 苦味の強さ:強め
- 特徴:苦味の追求、ホップの個性を活かした味わい
※具体的なIBU値は公式には公開されていませんが、通常のビールより明らかに高い苦味レベルです
消費者の声:実際の評価とレビュー
ポジティブな評価
苦味のパンチ力はまさに”ビターリスト”という声や、アサヒにしては攻めたビールという評価が多く見られます。
課題点
一方で、世の中にある苦いIPAビールと比較して、個性がないなと感じてしまいますという意見もあり、クラフトビールに慣れた方には物足りなさを感じる場合もあるようです。
まとめ:THE BITTER-ISTの真価とは
アサヒ「THE BITTER-IST(ザ・ビタリスト)」は、大手ビールメーカーが苦味に真正面から挑んだ意欲作です。完全なクラフトビールとは異なる、「大手メーカーらしい安定感のある苦味」を実現している点が特徴的です。
こんな方におすすめ
- ビールの新しい可能性を探求したい方
- 適度な苦味を楽しみたい大人の飲み手
- 従来のアサヒビールからのステップアップを望む方
ビール市場に新たな選択肢を提示した「THE BITTER-IST」。その挑戦的な姿勢は、今後のビール業界の方向性を示す一つの指標となるかもしれません。
この記事は2025年6月時点の情報に基づいています。商品の仕様や価格は変更される場合があります。