クラフトジンは、小規模な蒸溜所が独自のボタニカルを使って丁寧に作り上げる個性豊かなジンです。近年、日本でもクラフトジンブームが到来し、全国各地で魅力的な銘柄が生まれています。
本記事では、クラフトジンの基礎知識から選び方、おすすめ銘柄、美味しい飲み方まで、初心者の方にも分かりやすく解説いたします。
お酒専門ブログ「kaka blog」が、クラフトジンの奥深い世界へご案内します。
クラフトジンとは?普通のジンとの違いを解説

クラフトジンとは、小規模な蒸溜所が手作業で丁寧に製造するジンのことを指します。大量生産の一般的なジンと比べて、独自のボタニカル配合や製法にこだわっているのが特徴です。
各蒸溜所が個性的な原料を厳選し、伝統的な技術と革新的なアイデアを組み合わせて作り上げています。そのため、銘柄ごとに全く異なる香りや味わいを楽しめるのが最大の魅力です。
ここでは、クラフトジンの定義や特徴、一般的なジンとの違いについて詳しく解説します。
クラフトジンの定義と特徴
クラフトジンには明確な法的定義はありませんが、一般的には以下の特徴を持つジンを指します。
- 小規模生産:大手メーカーではなく、小さな蒸溜所で手作りされている
- 独自性:各蒸溜所が独自のボタニカル配合や製法を採用している
- こだわり:原料の選定から蒸溜まで、すべての工程に細心の注意を払っている
- 個性的な味わい:地域の特産品や伝統的な素材を使い、オリジナリティを追求している
通常のジンは工業的に大量生産されるのに対し、クラフトジンは職人的な手法で少量ずつ丁寧に作られます。そのため、銘柄ごとに大きく異なる香りや味わいを楽しめるのが魅力です。
ボタニカルとは何か
ボタニカルとは、ジンに香りや風味を与えるために使用される植物素材のことを指します。ジンの製造には必ず「ジュニパーベリー(杜松の実)」を使用することが法律で定められていますが、それ以外のボタニカルは蒸溜所の自由です。
クラフトジンでよく使われるボタニカル:
- 柑橘系:レモンピール、オレンジピール、ゆず、すだち
- スパイス系:コリアンダー、カルダモン、シナモン、山椒
- ハーブ系:ラベンダー、ローズマリー、バジル
- 和の素材:桜の花、緑茶、生姜、梅
日本のクラフトジンでは、和のボタニカルを使った独特な風味のものが多く、海外でも高い評価を受けています。地域の特産品を活かした銘柄も増えており、その土地ならではの味わいを楽しめるのが魅力です。
一般的なジンとクラフトジンの比較
一般的なジンクラフトジン生産規模大量生産小規模・少量生産製法工業的・効率重視手作業・品質重視ボタニカル定番の配合独自の配合価格帯1,000~3,000円3,000~8,000円以上味わい安定した品質個性的で多様
一般的なジンは安定した品質と手頃な価格が魅力ですが、クラフトジンは個性的な味わいとストーリー性が楽しめます。
どちらが優れているというわけではなく、シーンや好みに応じて使い分けるのがおすすめです。
クラフトジンの選び方|初心者でも失敗しないポイント

クラフトジンは銘柄によって香りや味わいが大きく異なるため、自分好みのものを見つけることが大切です。香りのタイプ・産地・価格帯など、選び方のポイントを押さえることで、初心者の方でも失敗せずにお気に入りの一本に出会えます。
ボタニカルの種類によってフローラル系、シトラス系、スパイシー系など様々なタイプがあり、それぞれに独特の魅力があります。
ここでは、初心者の方でも迷わず選べる具体的なポイントをご紹介します。
香りのタイプで選ぶ
クラフトジンは使用するボタニカルによって、香りのタイプが大きく変わります。自分の好みに合わせて選びましょう。
フローラル系
花のような華やかな香りが特徴で、女性に人気があります。桜やラベンダー、ローズなどを使った銘柄が該当します。優雅で上品な味わいを楽しめるため、特別な日のカクテルにもぴったりです。
シトラス系
柑橘類の爽やかな香りが魅力で、初心者の方にも飲みやすいタイプです。レモンやオレンジ、ゆずなどを使った銘柄が多く、ジントニックとの相性も抜群です。
スパイシー系
山椒や生姜、コリアンダーなどのスパイスを効かせたタイプで、大人の味わいを楽しめます。個性が強いため、ジンに慣れてきた方におすすめです。
産地・蒸溜所で選ぶ
クラフトジンは産地ごとに特徴があり、その土地ならではのボタニカルを使っています。
日本産クラフトジン
和のボタニカルを使った繊細な味わいが特徴です。京都の「季の美」、岡山の「ROKU」、鹿児島の「komasa gin」など、全国各地に個性的な蒸溜所があります。海外でも評価が高く、ジャパニーズジンとして人気が高まっています。
海外産クラフトジン
イギリスやアメリカ、北欧などでもクラフトジンブームが起きています。伝統的な製法を守りながら、現代的なアレンジを加えた銘柄が多いです。
価格帯で選ぶ
クラフトジンの価格は3,000円から10,000円以上まで幅広く展開されています。
- 3,000~4,000円台:デイリーユースに適した価格帯で、初心者の方にもおすすめ
- 5,000~7,000円台:ギフトにも使える上質な銘柄が揃う価格帯
- 8,000円以上:プレミアムな銘柄や限定品が多い価格帯
まずは手頃な価格帯の銘柄から試して、自分の好みを見つけるのがおすすめです。クラフトビールの飲み比べセットのように、複数の銘柄を少しずつ試せるセットも販売されています。
【2025年版】おすすめクラフトジン10選

ここからは、初心者から上級者まで幅広く楽しめる、おすすめのクラフトジン10選をご紹介します。日本産と海外産をバランスよくセレクトし、それぞれの特徴や魅力を詳しく解説します。和のボタニカルを使った繊細な日本産クラフトジンから、伝統的な製法を守る海外産まで、個性豊かな銘柄を厳選しました。飲み比べセットの情報も含めて、あなたにぴったりの一本を見つけるお手伝いをいたします。
日本産のおすすめクラフトジン5選
1. 季の美(きのび)京都ドライジン
京都の伏見で作られる日本を代表するクラフトジンです。玉露や柚子、木の芽など、和のボタニカルを贅沢に使用しています。繊細でエレガントな香りが特徴で、海外のコンペティションでも多数受賞しています。
2. ROKU(ロク)ジャパニーズクラフトジン
サントリーが手がける日本産クラフトジンで、桜の花や桜の葉、煎茶など6種類の和のボタニカルを使用しています。華やかでバランスの取れた味わいが特徴で、初心者の方にも飲みやすいです。
3. こまさジン(komasa gin)
鹿児島の小正醸造が作る芋焼酎ベースのクラフトジンです。桜島小みかんやレモングラスなど、地元の素材を活かしています。柔らかく優しい口当たりが特徴で、女性にも人気があります。
4. 翠(SUI)
サントリーが手がけるもう一つのクラフトジンで、緑茶やゆずなどの和素材を使用しています。ROKUよりもリーズナブルな価格設定で、日常使いにぴったりです。
5. 都美人クラフトジン
兵庫県の都美人酒造が日本酒の製造技術を活かして作るクラフトジンです。日本酒の麹を使った独特の製法が特徴で、まろやかで深みのある味わいを楽しめます。
海外産のおすすめクラフトジン5選
1. モンキー47(Monkey 47)
ドイツの黒い森で作られるプレミアムクラフトジンです。47種類ものボタニカルを使用し、複雑で奥深い味わいが特徴です。世界中のバーテンダーから高い評価を受けています。
2. ヘンドリックス(Hendrick’s)
スコットランド産のクラフトジンで、きゅうりとバラの花びらを使った独特の香りが特徴です。ユニークなボトルデザインも魅力的で、プレゼントにもおすすめです。
3. ボンベイ・サファイア(Bombay Sapphire)
イギリスの伝統的な製法で作られるプレミアムジンです。10種類のボタニカルをバランスよく配合し、クリアで爽やかな味わいを実現しています。
4. タンカレーNo.10(Tanqueray No. TEN)
1830年創業の老舗が手がけるプレミアムラインで、フレッシュな柑橘類を使用しています。クラシックなジントニックに最適で、上品な味わいが魅力です。
5. ザ・ボタニスト(The Botanist)
スコットランドのアイラ島で作られるクラフトジンで、22種類の野生のボタニカルを使用しています。アイラ島特有の自然の香りが楽しめる、個性的な一本です。
初心者におすすめの入門セット
クラフトジンを初めて試す方には、複数の銘柄を少量ずつ楽しめる「飲み比べセット」がおすすめです。日本産クラフトジンの代表的な銘柄を集めたセットや、世界のクラフトジンを試せるセットなどがあります。
自分の好みを見つけるために、まずは3~5種類の銘柄を試してみるとよいでしょう。また、専用のグラスやトニックウォーターとセットになった商品もあり、すぐに本格的なジントニックを楽しめます。
クラフトジンの美味しい飲み方とカクテルレシピ

クラフトジンは飲み方によって全く異なる表情を見せてくれるお酒です。王道のジントニックから、シンプルなジンソーダ、じっくり味わうロックやストレートまで、様々な楽しみ方があります。それぞれの飲み方で、クラフトジン特有の香りや風味を存分に堪能できます。初心者の方でも簡単に作れるレシピを中心に、自宅で本格的なカクテルを楽しむコツをご紹介します。適切な飲み方を知ることで、クラフトジンの魅力がさらに広がります。
ジントニックの作り方(基本)
クラフトジンを楽しむなら、まずは王道のジントニックから始めましょう。
材料
- クラフトジン:45ml
- トニックウォーター:適量(120~150ml程度)
- ライムまたはレモン:1/8カット
- 氷:たっぷり
作り方
- グラスに氷をたっぷり入れます
- クラフトジンを注ぎ、軽くステアします
- トニックウォーターをゆっくり注ぎます
- ライムを絞り入れ、グラスに落とします
- 軽く混ぜて完成です
ポイントは、トニックウォーターをゆっくり注ぐことです。炭酸が抜けにくくなり、最後まで爽やかな味わいを楽しめます。トニックウォーターの種類によっても味わいが変わるので、いろいろ試してみるのも面白いでしょう。
ジンソーダ(ジンフィズ)
よりシンプルにクラフトジンの香りを楽しみたい方には、ジンソーダがおすすめです。
材料
- クラフトジン:45ml
- 炭酸水:適量
- レモン:1/8カット
- 氷:たっぷり
作り方
- グラスに氷を入れます
- クラフトジンを注ぎます
- 炭酸水で満たします
- レモンを添えて完成です
トニックウォーターより甘さが控えめなので、クラフトジンそのものの香りをダイレクトに感じられます。食事と合わせやすく、和食との相性も抜群です。
ロック・ストレートで楽しむ
上質なクラフトジンは、ロックやストレートでゆっくり味わうのもおすすめです。
ロックで飲む場合
大きめの氷を使い、ゆっくりと溶かしながら飲みましょう。徐々に氷が溶けることで、味わいの変化を楽しめます。専用のロックグラスを使うと、さらに雰囲気が高まります。
ストレートで飲む場合
少量をショットグラスに注ぎ、香りを楽しみながらゆっくり味わいます。クラフトジンの個性を最も感じられる飲み方ですが、アルコール度数が高いため、少量ずつ楽しむことをおすすめします。
注意点
お酒は20歳になってから楽しみましょう。また、飲酒運転は絶対にしてはいけません。適量を守り、自分のペースで楽しむことが大切です。体調が優れない時や妊娠中の方は飲酒を控えてください。
クラフトジンで広がるお酒の新しい楽しみ方

クラフトジンは、小規模な蒸溜所が独自のボタニカルと製法でこだわって作る個性豊かなジンです。日本でも全国各地に魅力的な蒸溜所が誕生し、和のボタニカルを使った独特な銘柄が次々と生まれています。
香りのタイプや産地、価格帯から自分好みのものを選び、ジントニックやロックなど様々な飲み方で楽しめるのが魅力です。
お酒は適量を守り、自分のペースで楽しむことが何より大切です。クラフトジンの奥深い世界を、ぜひ体験してみてください。
読者の皆さまへ
この記事が、あなたのクラフトジン選びの参考になれば幸いです。気になる銘柄があれば、ぜひ一度試してみてください。
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※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
